旅計画の始めはチケット探しから。格安航空券の情報誌はいくつかあるが私はABロードを選んでいる。旅行雑誌についてある発見をしたのだが、同じ会社が出している同じ格安航空券の価格が雑誌によって異なるということだ。おそらく、その雑誌を買うお客の種類を予測してのものだと思う。カラー写
真がバリバリに載っている派手な雑誌を買うのは主に今までツアーしかしたことのない人か、一度も旅行をした事がない人。反対にビジュアルは少なく文字による情報が多い雑誌を買うのは少し旅なれた人。後者の雑誌は価格競争もはげしい。
また、インターネットによるサーチもした。
“ヨーロッパ行き格安航空券39800円!抽選にて1名様”
中堅の旅行代理店“Map tour”が学生にかぎって行っていたキャンペーンを見つけた。
当時のヨーロッパ行き格安航空券は安くて5万円台だった。私はこれに申し込み、幸運にもチケットを手に入れたのであった。
チケットは予想どうりアエロフロートロシア航空であったが、たのみこんで大韓航空に替えてもらった。ただでさえ安いチケットに注文をつけるのは気が引けたが、可能な範囲で出来るとこまでやってもらうにこしたことはない。アエロフロートはもうこりごり。(イタリア旅行記参照)当時、大韓のチケットの方がアエロより少し安めに出回っていたこともありすんなり替えてくれた。大韓を使用するのは2度目だが今回は帰りにソウルで2日程ドランジットしてみることにした。せっかく立ち寄るのだからついでに観光しようと考えたのだ。おおまかな日程は下記
2000年
1月30日(日)
|
朝、成田発 ソウル経由
同日フランクフルト入り |
1月31日(月)
〜2月27日(日) |
ヨーロッパを時計回りに回ってロンドンに入る
イギリス滞在 約1週間 |
2月28日(月) |
夜、ロンドン ヒースロー空港発
ソウルへ |
2月29日(火) |
夕方ソウル着
ソウル滞在 2日 |
3月2日(木)
|
夕方、ソウル発 成田行き
同日夜帰国。 |
大韓航空のヨーロッパ就航都市は フランクフルト、パリ、ロンドン、チューリヒ、ローマの5都市のみ。なぜだか、フランクフルト線のみがかなり安く出まわっていた。最初の都市をフランクフルトに決めた理由は安いの他にいくつかある。まず、空港から市内にでるのが比較的短時間であること、YHがIBM予約できたこと、ヨーロッパを廻るのには都合のいい場所であること、などである。ロンドンから入るてもあったが、フランクフルトの方が去年も来ているので勝手がわかってスムーズに旅を始められると考えた。それでロンドンは最後になったわけだが、驚いたのはロンドンの出国税の高さ。5900円!と他のヨーロッパの国々をしのぐ値段なのだ。
ヨーロッパを廻るのならやはり鉄道パスは必要だ。問題はどの種類のパスを買うかである。はっきりいってチケットよりこちらの方が高いので購入も慎重になる。かなり悩んだ結果
ユーレイルパスの21日用(52400円)とブリットレイルパス8日間用(21800円)の二つを購入する事に決めた。合わせると74200円にもなるからいたい出費だ。
このパスもまた各代理店で購入できるが、場所により値段が異なるので購入の際は慎重に!私が購入したのは”地球の歩き方”の営業所(?)だった。(新宿NSビルにある)値段的に一番安く、信用できるし、特典が沢山ついていたからだ。特典の中でもウレシイのは買うと2000円する“トーマスクック”(ヨーロッパ鉄道時刻表)だ。重要なアイテムである。