股関節〜臼蓋形成不全〜治療記
病院の決定

●2004年12月16日 B医大診察と病院の決定


B医大での診察。東京医科歯科大学病院(以下TIS医大)での診察結果 についてのお話しと借りていたレントゲンを返却するのが主な目的の診察日でした。
TIS医大のKG先生からK先生には診察結果の手紙が届いていたようです。KG先生もK先生もキアリをすすめているので、キアリの適応性を納得せざる終えない結果 です。S医大でも見てもらった事を話しました。 こちらでは「RAO」。なのでキアリかRAOかはフィフティフィフティです。
でも最近思うことは、KG先生の「RAOかキアリかは医者でも悩むところ」という言葉で「医者でも悩むことなら患者が悩んでも解決しないんじゃないか」ということ。私が気にしていたのは、キアリは骨盤が狭くなり出産に影響する、という点だったけど、もっと1番大事なのは、どちらの術法がより股関節を長持ちさせることが出きるのかということなのだから。。
「手術はどの病院でやってもいいですよ。どの病院で手術してもそんなには変わりませんから」
と先生はおっしゃっていましたが、私はあまりそう思っていません。もしそうだったらこんなに悩むこともなくて気が楽だったのだろうけど。
私の心ではほぼ決まっていたのですがお世話になったK先生にはちゃんと考えているところを話すべきだと思い、なるべく角が立たないように話しました。

先生は「分かりました。もしこちらでやりたいという気になったらまた来てくださいね」と親切なお言葉を頂きました

お会計:220円也(+交通費620円)

廻った病院は4件。そのうち3件は1回ずつ行っただけですが、最初にかかったこのB医大のK先生とはこの1ヶ月半のうちに既に5回の診察。人柄も良く、気さくな感じのK先生にはだいぶ打ち解けて親近感を抱いていたので、なんだかとても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ネットや本の情報を鵜呑みにしすぎて、大事なことを忘れていないか、自分で見て感じた感覚を優先させるべきじゃないか、とも思いました。

一生懸命調べて、考えた結果。
自分の選択に自信を持ちたいと思います。

2005年1月6日 TIS医大 外来2

年が明けて仕事始めの翌日のこの日、TIS医大に今年最初の外来に行きました。
病院はいまだ決めかねている部分もありましたが、8割方、TIS医大に決めていました。

この日の診察は、手術の意志の確認と、入院の説明でした。
次回、造影剤X線を再度撮りましょうということで診察は終りました。
■今更ながら 迷い

ほんとうに手術する選択は正しいのか。。。

■手術しなかった場合
メリット
・痛みをがまんすれば今のところ生活に大きな支障はない
・走れる。バイクも乗れる。運動できる。
・手術のリスクがない
・仕事も続けられる
・手術費用がいらない

デメリット
・悪化するかもしれない(歩けなくなる可能性)
→悪化した場合、程度によっては自骨手術が出来なくなるかもしれない
→その場合、人工関節になるが、20年程度しか持たないので何度も手術が必要

■手術した場合
メリット
・とりあえず痛みがなくなる(なくならない可能性もあり)
・悪化が防げる(可能性)
・悪化が先延ばしに出きる (可能性)

デメリット
・手術結果が良くないリスク
・手術ミスのリスク
・仕事が出来なくなる(収入が減る)
・治療代がかかる
・痛みを伴う
2005年1が于24日 TIS病院 外来3 造影剤X線と入院申込

TIS医大へ3回目の外来診察に行きました。9:00丁度ぐらいに病院到着。
今日は造影剤のX線撮影です。以前、防衛医大でも一度同じことをしているのですが、またやることになってしまいました。(ほんと被爆が心配なり)
地下1階の放射線部X線透視にて。青いローブに着替えて準備。担当のKG先生と、放射線技師の2人でした。KG先生の手際は手慣れた風にスピーディーでした。造影剤を注入する注射は今回もさほど痛くはありませんでした(ヨカッタ)レントゲンは10カット程角度を変えて撮影しました。でき上がったレントゲンを持って4階の整形外科受付にあがるとき、一緒に渡されたカルテ?に書いてあった薬品の名前を念のためメモにとっておきました。後で調べようと思ったからです
「1%キシロカイン10ml」「60%ウログラフィン20ml」。
4階の受付でレントゲンと予約票を提出して待合室で待つ。2〜30分ほど待って、名前が呼ばれて診察室に入りました。白衣に着替えていたKG先生にレントゲンを見ながら話を伺いました。
「だいたい予想通りでしたが、レントゲンを見るかぎり軟骨はまだ充分にありますね。ここに見えるのが関節芯というものなのですが、これが通 常よりだいぶ大きい。少しひずみもあるようですね。これは予想外でしたが、おそらくこれが痛みの原因と思われますね」
「ふむふむ。関節芯とは骨みたいなものですか?」
「いえ、軟骨成分に似たものですね。 造影剤を注射して、少し楽になったかんじはありませんか?」
「うーーん、特にないですが。。」
「そうですか。。造影剤に少しだけ麻酔成分も入っているので、ちょっと今日は気にしてみてください」
「はい」
「それで手術の日取りですが、2月末がご希望でしたっけ?」
「あ、えと・・・・3月頭ぐらいがいいのですが」
「・・・では、3/1はどうですか?火曜と木曜日が手術日なんです」
「その日に手術ということは、入院はいつからですか?」
「前日なので、2/28に入院です」
うーん、早いな。。
「その次の週でも大丈夫ですか?」
「3/8ですね、ではそうしましょうか。入院が3/7ですね」
手帳にメモする。 手術にともなう検査や採血の日取りも2月の14日、23日に決まった。

※採血:手術時の輸血用にあらかじめ自分の血を400ml×2(800ml)ほど取っておくのだそう(自己輸血)この血の賞味期限?は1カ月とのこと。輸血も自分の血なら安心ですね。

「もしなにか疑問や質問がありましたら、木曜日でしたら電話に出られますので」
「はい、ありがとうございます(ぺこり)お世話様でした」

診察室を出てロビーへ降りる。会計はすごい混みあっていて時間がかかりそうだったのでその間ロビーわきにあった小さなレストランでランチを取ることにした。
手術が具体的に決まってなんだか少し興奮気味であまり食欲がなかった。お腹は空いていたのにランチセットを半分残してしまった。不安なような、わくわくするような。そう、ちょうど行ったことのない国に旅立つ前の心境に似ているかもしれない。

お会計はクレジットカードで支払った。予想より安く3650円でした。

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