2005.03.23
今日の日記
いつものリハビリを10時に終えて、今日も午前中はデイルームで過ごすことにした。 一日中ベットの上にいるよりずっと精神的に健康だと分かったから。
少しのお菓子とお茶とノートパソコンを持って車椅子でデイルームへ。お気に入りの窓際席に落ち着く。 今日はパソコンで未完の旅行記の続きを綴った。5年前の卒業旅行記ヨーロッパ周遊のイギリス編。当時の手記を見ながら旅を思い出しつつ綴るのはとても楽しいものです。あっというまに時間が過ぎた。
昼食もデイルームでとり、午後も少し旅記の続き。2時頃になってパソコンを閉じて部屋へ戻り、シャワーを浴びた。 夕方、会社の同僚や部署の方々が三人お見舞いに来てくれました。会社の話などで盛り上がる。リーダーはなんであんなに面
白いのかしら。元気な私に安堵したようでした。
2005.03.24
今日の日記
昨日、手術後のレントゲンを改めて見せてもらいました。レントゲンは頂くことは出来ないそうなので、デジカメで撮影した。
■レントゲン画像解説
骨盤(腸骨)をノコギリで裁断し、ずらして鋼線二本で固定してあります。この鋼線は四週間後に抜き取ります。 その下に見えるのは二本のチタン製のボルト。これは「大転子」という部分を固定してあります。腸骨を切る時に中殿筋がじゃまになるため、大転子を切り離すとその中殿筋をめくりあげることができる。骨切後に切り離した大転子を再びボルトで止める。止めるときは、骨盤をずらしたことを考慮して少し下げて止める。私の場合は5ミリ下げたそうです。このボルトは半年〜一年後に撤去する予定。
午前中はいつもどおりリハビリ。それからシャワーで汗を流す。
午後にMさんがお見舞いに来てくれました。忙しい仕事の合間にありがとう。お菓子を頂きました。
病院の最上階16階にあるレストランに行きました。
オークラ系列のちゃんとしたレストランで、眺めは抜群。私は入るのは初めてでした。
チョコパフェなどデザートでティータイム。美味しい♪
2005.03.25
腫れてる?!
今日シャワーをあびていて、あれ?と思うことがありました。 右に身体をひねって腰を見るのと左を同じようにして見るのとで
「あきらかに違う」 右腰一帯が左より大きい? ってこれ、腫れてるじゃん。今まで気がつかなかった。びっくり。
この腫れ具合をハッキリさせたくて、デジカメで自分の後姿(裸)をタイマー撮影してみた(←あほだ)
それを確認すると、右腰は左腰の1.3倍くらいに腫れていた。こりゃスゴイ。 お尻が大きくなったみたいでヤダな…。
夕方、回診にきた先生にこのことを尋ねた。 「切ってるからどうしても腫れてしまうの。少し硬くなってるでしょう。時間がたてばある程度治るけど、これはかなり個人差があるからね、なんともね」
学生さん?
髪をおさげにしているせいか 「学生さん?」 とよく聞かれる♪ そして患者のおばさま達に可愛がられ、松葉杖で廊下を歩いているだけで「頑張ってるね、えらいね」と褒められたり、お菓子のおっそわけをよくもらったりする。
患者はやはり比較的に年齢層が高く、若い患者があまりいないから目立つということもあるのかな。 「病気」という共通項でたまたま一時共同生活をした人達。仕事も年齢も立場も異なる。この一期一会の中でも得るものがあるのでした。
2005.03.27 今日の日記
毎朝、目が覚めると仕切りのカーテンが見えてここが病室だと気付く。 日曜日なので予定なし。午前中にシャワー。予定がない日はこのシャワーが一大イベントになる。ソープやシャンプー等を詰めた袋を持って松葉杖で移動するのは結構大変。転んだら一大事だから慎重に。シャワー室に入るのも大変。着替えも大変。なんやかんやと一時間はかかる。
何をすることもなく昼食時間に。動いていないからあまりお腹も空かない。 午後に洗濯をした。
パソコンを立ち上げて、先日Mさんにもらった音楽DVDで音楽を聞きベットに転がる。
夕方、母が来た。 ケーキをたくさん持ってきた。「食べきれないよ〜、母さん、いっこ食べてって」
近況報告。なんとパジェロミニがぶつけられて要修理だそう。ドア一枚取り替えだって。
母も足の付け根の痛みがあるという。私とは逆の左足。 「ここで見てもらえばいいよ」
「そうだね。でも即入院になりそうだから…」 煮え切らない答えだが仕方がない。自営業の母は「働けない=収入なし」なのだから。
なんだかんだと働いている母は生き生きしてる。そんな働きばちの母をみて育った私。私も母も貧乏性なんだと思う。「休む」のが下手くそなのだ。
2005.03.28 今日の日記
朝から雨。 お天気が悪いせいか、なんだか気力が湧かす、リハビリも適当に取り組んでしまった。
病室のベットでごろごろダラダラ…。療養中という大義名分がなければこんなだらけた過ごしかたをする自分は許せないだろう。今は療養が仕事だから許せるけど。 最近、鋼線が入っているあたりがピシッと痛むことがある。出っ張ってて触ると違和感あるし、早く抜きたいな。あと一週間のがまん。
午後、気分転換にシャワーを浴びてさっぱり。脱衣所で着替えるとき、床に置いてある衣類を取ろうとして、右腕を変につってしまった。イタタタ(涙)うずくまる私(T_T)
さて、暇。 読み掛けの本「超整理方」を読む。読み終わる。読書に飽きて、先日来た会社の人がかしてくれたDVD「海猿」を見た。展開の読める内容だったけど、感動。一人ベットで涙する私。タオル、タオル。
DVDを見ていたらあっというまに夕方になっていた。 夕食の時間なのでここまで。 経過順調
右足が上がった 何日か前はびくともしなかった右足が。自分で自分にびっくりした。 先生が夜に回診に来た時でした。「足あがる?」の問い掛けに、ふんっと挑戦してみたら、ゆらりと持ち上がった。
「お、スゴイ。これならもう重荷かけても大丈夫だね。リハビリも同じことの繰り返しになっちゃって退屈だろうけど、そういう手術だからね」 あと約二週間。 退院予定日は4月10日前後です。
2005.03.30 桜の季節
桜が見たい。
去年の今頃、早朝にきゅうきょ思い立って新宿御苑に行った。
例年より早い開花で見事な桜を楽しめた。 「今年の桜の開花予想は例年通りで、東京はもうすぐです」
テレビニュースで開花情報を聞く度にうずうず…。 外出許可でるか聞いてみよう。
昨日は高校の同級生、あっちゃんがケーキを持ってお見舞いに来てくれた。この年頃のオトメの会話といえば、仕事や彼氏や結婚や海外旅行など。
夜は何となくテレビを見た。お笑い系のバラエティー番組で笑った。 「笑い」を作りだせる人ってすごいと思う。笑うことって実はすごく大事なことで、笑うことで病気が治ることもある、というのはすごく納得。
いつもにこやかに過ごしていれば、それだけで自分もハッピー、廻りもハッピーだと思う(病院では少し例外な部分もあるけど)
新生児
病棟を車椅子で廻っていたら、赤ちゃんの泣き声が聞こえた。 そう、ここは婦人科。 泣き声のする方へタイヤを回す。ドアの開いた病室のベットのそばに生まれたばかりであろう赤ちゃんを抱いてあやしている男性がたっていた。
目が点あって、お互い笑顔で会釈。
泣き声がなんだかくすぐったくて
気になる外貨預金
入院とは関係ない話しだけど、昨年から外貨預金を始めた。まだまだ全然初心者ですが。 何日か前が満期日だったのだけど、確認できずヤキモキしていた。 通帳不発行形の口座で、取引の記載はすべてWEB通
帳なのだ。 ネット環境があれば…。 ふと、思いついた。 確か、携帯電話でもアクセスできなかったっけ? 試しに携帯の普段メッタに使わないWEB機能を使ってみた。
そしたら、銀行の携帯用サイトから自分の口座にアクセスできてびっくり。 便利な世の中なんだなぁ…。 為替差益がでることを願いつつ、もうしばし育てていこうと思います(-人-)
今日の日記
金曜から休みだったオカヤス先生(リハビリの先生)が今日から復帰した。自身の結婚式だったそうで。奥さんは小柄な美人らしい。
リハビリの後、一階に降りて保険書類用の診断書を先生に書いてもらう手続きと、売店で買い物をした。車椅子では店内に入れないので店員さんに口頭で。それから銀行ATMに寄って病室に戻る。
午後、Mさんが来てくれました。どうしても欲しくなったスタバのコーヒーと焼菓子を買ってきてもらった♪美味しい♪ありがと☆
夜、先生が回診に来たので外出について聞いてみました。 M先生いわく 「タクシー&車椅子なら大丈夫だね、いいよ、いつ行くか決まったら教えてね、外出許可の書類あるから。ただ、4日に鋼線抜いたら、最短6日くらいに退院することもできるよ?それからにしたら?」
私、心の声(えー?!6日退院?!早っ) 私「御苑には自宅からより病院から向かった方がちょっと都合がいいんです(笑)」
その後来たKG先生いわく 「車使って付添人もいるならいいですよ。花見だからといってお酒だけはダメですよ、規則だからね。前に問題もあってね、外でて遊べるなら退院できちゃうじゃん、って言われちゃうから(私:誰が言うのか?という疑問は飲み込みました)それから退院予定は来週末とご家族に話していいですよ」
私「さっき、M先生が6日退院とか言ってたのですが…?」 「うん、それも可能ですよ。来週の水曜日以降ならいつでも、いくらさんの都合に合わせても大丈夫ですよ」
そうなんですか Σ( ̄o ̄;) どうしましょ
2005.03.31
ふりかけ
午前中、売店に行ってフリカケを買った。いろんな味のが小分けされてるやつ。これでご飯が楽しくなるぞ♪ つつましやかな幸せ。
そして昼食
うーんと、今日は梅ゆかり味にしよ♪
と待機してたら、うどんだった。
ちゅるちゅる…。