股関節〜臼蓋形成不全〜治療記
●手術について●

■治療方法
治療方法には大きく分けて3通りあるそうです。
手術はせず、筋力強化等で関節を保護して生活してゆくという方法(保存療法)。
手術で自分の骨(骨盤)を加工して人工的に骨の形を整える方法です(自骨手術)
手術で関節をそっくり人工物に置き換えるというものです(人工関節)

手術をしない保存療法という選択肢はとても魅力的に感じました。
しかしこんなエピソードを知りました。

>>最初に保存療法で痛みをこらえて頑張っていた人が、最終的には手術をしたら痛みがなくなり「これなら痛いのを我慢しないでもっとはやく手術するのだった」と思ったそうな。

私も手術をする方向に決めました。
私の場合症状がまだ軽い初期の段階であることから、まずは自骨手術がいちばんベストということでした。人工関節は耐久性に限界があるため(15〜20年ぐらいだそうです)早い時期に入れると一生涯に何度も取り換え手術が必要になるそうなのです。例えば28歳で人工関節にしたら48歳と68歳、長生きなら88歳でも人工関節を入れ替える手術が必要になります。しかし、そのころには医療が進歩してもっとよい方法ができているかもしれませんね。
自骨手術にもいくつかの術法があります。「RAO(寛骨臼回転骨切り術)」「キアリ骨切り術」「ソルター式」などなど。「土方浩美股関節グループ」のホームページこちらに詳細が書いてありとても参考になります。
どの術法が良いかは一概にはいえず、先生によっても意見がわかれることがありますが、RAOが主流のようです。私も最初はRAOでの手術を希望してました。

■キアリ骨盤骨切術について
今回、私が受ける手術は自骨手術のなかの「キアリ骨盤骨切術」です。
骨盤を切ってずらし、骨の形を人工的に変えるというものです。
簡単に説明すると下記のような手術です。

▼右の股関節X線です。これは画像を半分に切ってずらしたものです。
赤い線のところで骨盤を二つに切り(ノミやノコギリ)骨盤をずらす。

 

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