股関節〜臼蓋形成不全〜治療記
●レントゲン・CT画像●
 私の股関節レントゲン画像です。手術前のレントゲンから手術後、まで順を追ってアップしてゆきます。
レントゲン画像 手術前

レントゲン画像 手術前
両足の関節ともに通常より臼蓋(きゅうがい)が変形し、骨頭に対する臼蓋のかぶりが足りない。それによって骨頭も円形から楕円形に変形。左足(向かって右)より右足(向かって左)のほうが変形がひどいので、まずは右足を手術しました。

※臼蓋とはお椀を逆さまにしたようなクレーター状になっていて、骨頭がすっぽり収まっている
臼蓋と骨頭の間には軟骨があるのだが、変形のため関節に負担がかかり、ほっておくとこの軟骨が磨り減って痛みがひどくなる。軟骨の再生は困難らしい。
幸い私の場合は軟骨はまだ十分に残っていた。

正常な股関節のレントゲンとの比較 (special thanks D'r skeleton)
私の股関節レントゲン(同上) 正常な股関節のレントゲン(提供:整形外科医のひとりごと
レントゲン 手術後4日(2005年3/11撮影)
レントゲン 手術後4日(3/11撮影)

ずらした骨盤はキルシュナー鋼線2本を使って固定(この鋼線は4週間後に抜釘(ばってい。抜くこと) 大転子は2本のボルトで固定(ボルトは半年〜1年後に抜釘)
固定する際、元の位置より少し下げる(骨盤をずらしたのでそれに筋肉を合わせる為)。
段差の出来た骨盤のつなぎ目は月日が経てば角が取れて滑らかになってくるらしい。

手術では
手術では
(1)大転子を切り離し、跳ね上げる・・・大転子にくっついている中臀筋をどかす為(中臀筋を切らないように)

(2)現れた骨盤を切り、ずらすと以下のレントゲンのようになる。

レントゲン 術後50日 (2005年4/28撮影)

レントゲン 術後50日 (4/28撮影)
鋼線が抜けて、骨がだいぶ癒着してきた。松葉杖も両松葉から片松葉の許可が出る。
このレントゲン撮影、骨切り部分がちゃんと写っていない。。

 

レントゲン 術後92日(6月9日撮影)
レントゲン 術後92日(6月9日撮影)
だいぶしっかり癒着したようで、杖なし独歩の許可がおりました。でも杖なしは自宅のみで、外出時には杖を持って出ます。
筋力が落ちているのですぐにはちゃんと歩けませんでした。
レントゲン 術後6ヶ月(2005年9月9日撮影)
レントゲン 術後6ヶ月(9月9日撮影)
手術後半年のレントゲンです。前回(上記)とあまり変わっていないような。。
いまだにT杖は使用しております。
来月はボルト抜き(抜釘)のため再び入院予定(2泊3日)
レントゲン 術後9ヶ月(2005年11月17日撮影)
抜釘(ボルト抜き)後のレントゲンです。抜釘は11月11日に行いました。よく見るとボルトが入っていたところが跡がついています。これは年単位でなくなるそうです。
レントゲン 術後11ヶ月(2006年2月16日撮影)
レントゲン 術後11ヶ月(2月16日撮影)
手術後約1年目の定期検診のレントゲンです。
このころは左右の足の長さに違いを感じて右の靴に中敷をいれました。
レントゲン 術後1年5ヶ月(2006年8月31日撮影)

レントゲン 術後1年5ヶ月(2006年8月31日撮影)

前回の検診から6ヶ月目の検診時に撮影したものです。
足の長さの違いのような違和感はあいかわらずありますが、とくに大きな問題なく生活してます。

 

【おまけ】手術前のCT画像。人間の輪切りが見られる。面 白いっす。

こかんせつ治療記 HOME

本サイトはリンクフリーです。  本サイトの無断転載・複製を硬く禁じます。このサイトはロリポップのサーバーを使用しております。