股関節〜臼蓋形成不全〜治療記
●先天性股関節脱臼が発覚したのは3歳でした●

動き回るのが大好きで健康体な私ですが、両足ともに「臼蓋形成不全」という病を持っています。股関節の臼蓋(きゅうがい)という部分が変形していて通 常とは違うのです(下絵赤丸の部分)。

命に関わる深刻な病ではありませんが、臼蓋が変形していることで股関節に余計な負担がかかるらしく、筋肉痛のような症状がでていました。このままほっておくと関節の部分が負担に耐えきれずに徐々に磨り減り痛みもひどくなり、将来的には関節が壊れ歩行困難になる可能性がかなり高いそうです。そうならないために手術が必要ということになりました。

■先天性股関節脱臼
臼蓋形成不全になる可能性は実は3歳のときに判っていました。。生まれつき股関節が外れている「先天性股関節脱臼」だったためです。生まれつきではありましたが、その病気が発覚したのは3歳の時だったそうです(母親談)発覚後、足を引っ張って関節をはめなおすというような手術を行ったそうです。その後は数年間ギブスをして生活していました。当時の記憶はぜんぜんありませんが、昔の写 真を見ると確かにギブスをしていました。股関節は成長とともに変形するので定期的な検診が必要で、小学校にあがるくらいまで病院通 いをしていました。当時の病院は防衛医大病院でした。
それで完治したのかどうなのかは分かりませんが、学生時代はスポーツを活発にやっていました。中学ではバレーボール、高校では居合道(武道)、大学ではジャズダンス。バイクにも乗ったりスノボもしたり、運動や動き回るのが大好きでした。

昔からよく母親に「いくらは生まれつき股関節脱臼で、思春期ごろには手術の可能性があるんだよ」といわれていました。しかし、生活上なんの問題も不自由もなかったので病院にいくこともなく普通 に過ごしてきました。

しかし・・・  続き>>>

コラム:母の話 
10月30日
診察したことを遅まきながら母に報告した。そのとき、幼少のころの入院や診療についての話を聞いた。以下、母の話。

生まれてまもなく母はいくらの歩き方がおかしなことに気がついて、地元の病院で見てもらった。しかし何の問題も見つからなかった。どうも納得がいかず、他の病院でも見てもらったがやはり同じ結果 。
「おかしいなぁ」と思いつつも、父に「問題がないんだからいいだろう!何か問題がないとすまないのか?」と半ば怒られてそれ以上の診察はやめた。そのまま3歳まで育ったころ、やはりよく転ぶことがおかしいと思い改めてまた別 の病院に見ててもらいに行った。

「なんでこんなになるまでほっといたんだ!」

その病院で母は先生に一喝されてしまったそうな。ここではじめて「先天性股関節脱臼」であることが判明した。そして7日間ほど入院し、手術した。足を引っ張り関節を調整し(ものすごく泣き叫んでいたそう、覚えていない・・・)その後重りをつけていたそうです。見舞いに来た父と姉、姉は私の足の重りが重たそうでかわいそうで持ち上げていたとか(うう、ちょっとほっこりエピソード)
とりあえずこの病院での治療はここまでで、その後防衛医大病院へと移りギブスの生活がしばらくつづいた(これも覚えていない・・・)ギブスもはずし、とりあえず後は関節の成長を見守ることとなり、月に一度病院に通 っていたが、それも小学校にはいるころにはかよわなくなり、今に至る。

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