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ハンブルクと初の夜行列車|ドイツ編


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1月31日(月) 天気:曇り/雨/晴
フランクフルトから北上すること約3時間、港町ハンブルクにやって来た。この町に来た一番の理由は観光ではなく、ミュンヘン行きの夜行列車に乗るためだった。フランクフルトからミュンヘンは夜行列車に乗るほどの距離ではないのだが、どうしても一度夜行列車に乗ってみたかったためあえてミュンヘンから遠ざかったのだ。
ハンブルク駅についたのは12時頃。まず今夜のミュンヘン行き夜行列車を予約した。22時03分発のNZ(NightZ)。夜行列車の予約は初めてだったので緊張したが問題なくできた。そんな小さなミッションの成功がうれしい。予約料は8DMだった。
それから日本の実家に無事到着の電話をいれた。日本は夜8時頃で電話口から聞こえる実家の居酒屋はとてもにぎやかな様子だった。違う世界の音を聞いたような不思議な気持ちになった。

さて。時間は沢山あるし観光しないてはないので、まずはのんびりと港に向かって歩き出した。「港町」という響きにわくわくして来たのだが、期待とは裏腹に商業都市といった感じであまり温かみがなく、私には楽しめない街だった。
港ぞいの道を歩く。人は少なく静かだった。途中にあった売店でコーヒーを注文して店内で立ち飲み。あたたまる。適当に時間をつぶし17時頃駅に戻った。疲れたので帰りは路面電車みたいな乗り物をひょいと利用した。

ハンブルクの駅はけっこう大きくて、店も豊富にあってにぎやかだ。飲食店の集まるフロアの一店に入りカウンターでジュースを飲んで休憩した。
その時だ。
・・・ガシャンッ。
カウンターからカメラを床に落としてしまった。鈍い音がした。あわてて拾い上げるが、何度電源を入れても起動しない。故障だ。
orz。。。。
旅は始まったばかりだというのに、最悪だ。写真を撮ることが旅の楽しみの一つでもあるのに。購入を考えなければ。

まだ夜行列車の時間まで余裕がある。ハンブルクは興味が持てないし、他の街へ行ってみようか。そこで列車で1時間ほどのところにあるリューベックという街に行ってみることにした。ここには有名な建物があるらしい。レイルパスで無料で行けるし、とにかくいろいろなところを見てみたかった。
ハンブルクから約1時間、リューベックに着くと外はもう真っ暗だった。駅周辺は殺風景で人も少ない。ロータリーに街の地図があったので見ておいた。とりあえず繁華街の方へ向かってみた。少し歩いて行くと一応この街のシンボルである教会が見えた。
よし、写真を・・・。。。
故障中だ。。。
代わりに駅でポストカードを買った。
長居はしないで30分程の滞在でハンブルクに戻った。

夜行列車
私が乗った夜行列車NZ(NightZ)はレイルパスで乗れる。追加料金が必要ない座席を利用した。座席はリクライニングのきくシートなのでそれなりに眠りやすい。設備も整っていてトイレについてる洗面台ではお湯が使えた。夜行列車は一晩の宿代が浮くことになるのがメリット。
ハンブルク駅22時03分発。ミュンヘン到着予定時刻は翌7時10分。約9時間の列車の旅だ。電車はすいていてガラガラだった。心配していた治安はまったく問題なく危険な雰囲気は感じられないので安心した。でも油断は大敵。
ワクワクドキドキの初の夜行列車体験。