アメリカ大陸横断女ひとりアムトラック鉄道の旅

旅の終着とオーバーシーズハイウェイドライブ

12月30日、この年の瀬に、私はフロリダ フォートローダーデールにいる。
そして、早朝のサンライズに、どうしようもないくらい感動していた。


昨日は飛行機が遅延して予定より遅くフォートローダーデールに到着したため、ホテルにチェックインしたのはもう真っ暗闇の中。ホテルのすぐ向かいにあるはずの海は見えず東海岸にいる実感はなかった。
だから海が見たくて、朝目が覚めてすぐに、静まり返る宿をそっと抜け出してビーチに出てみた。
太陽が今まさに昇ろうとしていた。

アメリカ大陸横断のフィナーレ。西海岸のロサンゼルスからアムトラックと飛行機を乗り継いで、東海岸のフロリダで海を眺めている。移動距離約4000キロ、やっとたどり着いた。

この大西洋の向こうにはユーラシア大陸がある。一昨年訪れたポルトガルのロカ岬*がこの海の向こうにあるのだ。なんか不思議な感じ。地球は丸いのだ。
*ユーラシア大陸最西端の岬

今回の旅の終着地には着いたけれど、旅はまだ終わりではありません。帰国は明日だし今日一日を満喫しよう!
この海を船で越えて異国の島(バハマ)へ日帰りで!というプランがあって、それを当初考えていたのだけど、情報を集めていくとあまりその船の評判がよくなかったのでそれはやめて、でもそれ以外の船プランは泊りがけになってしまうので”船”は諦めた。”とにかく前へ先へ、いろんな国にいってみたい病”の発作を押さえ込み、おとなしくフロリダの中で何かをすることに。
フロリダといえば世界的に有名で外せないスポットがあるではないですか。

オーバーシーズハイウェイ

海の上を走るアメリカで最も美しいといわれるハイウェイ。ここまできたら走らないわけにはいかないよね。

というわけで、昨晩、空港でレンタカーを借りたわけですが。アメリカドライブはこれが三度目とはいえ、前回走ったのはもう7年も前なのでほぼ初心者同様、しかも走ったことのない地です。ワクワク(楽しみ)半分、ドキドキ(不安)半分。
旅のこんなスリルがたまらない。
時には失敗してへこんだり落ち込んだりもするんだけどね、懲りないいくらです。


早朝のサンライズを堪能した私は写真を撮りまくったあと宿へ戻った。
朝食は、海の見えるロビーが食堂を兼ねていてセルフサービス。カウンターには飲み物とベーグルとヨーグルトが並ぶ。簡単メニューだけどベーグルは好物♪置いてあったトースターでトーストしようとしたら、隣にいたおじさんが
「そっちは調子が悪いからこっちのほうがいいよ」
とレクチャーしてくれました。
ビーチフロントという好立地の割にはお手ごろ価格ということもあってか、食堂には若い学生さんもたくさんいてさながらユースホステルを髣髴とさせるモーテルだ。
(ホテルの詳細レポートはこちら
朝食を済ませた後部屋に戻り荷物をまとめて宿をチェックアウト。
テラス席に小型犬を連れたマダムが座っていて、思わず「So Lovely」とつぶやいたら、笑顔で「Thank you」が返ってきた。わんこを褒められると嬉しい犬愛好家は万国共通だね。


さぁ、レンタカーに乗り込み出発です!
空はちょっと雲が多く風も強くて、すがすがしい出発という感じではないけれど、ドライブのためにともってきたBon joviのLost HighwayのCDをセットして音楽が鳴り出したらもうスイッチオン♪気分上場♪ノリノリでGO!GO!HeyHey!
カーナビは昨晩しっかり使い方をマスターしたしオーバーシーズハイウェイにセットOK.。でもあまり複雑なルートや有料道路ばっかりも慣れない私にはレベルが高いので、一番単純なルートをじっくりシュミレーションして脳みそに可能な限りインプットもしてあります。はたしてたどり着けるのか?!


異国で車を運転するというのは、単なる移動手段ではなくそれ自体がアトラクション。
「ドライブを楽しむ」なんて余裕はまったくなく!ハラハラドキドキの連続。
アメリカの中でもフロリダは珍しく有料道路が多い。料金所が見えてきたらこれまた緊張!日本の高速道路と似たようなものではあるけれど、レーンがたくさんあって色分けされているからちょっと混乱。緑のレーンが現金払いみたい。おつりがいるいらないでまたレーンが異なるんだって。それを事前に勉強して小銭をたくさん用意しておいたよ。

「↓Key West↓」

さすが有名な場所だけあって、道案内が何度も出てきてコレは助かる。



そしてついにオーバーシーズハイウェイの入り口に到達!
オーバーシーズハイウェイの前半はほとんど島の上

より大きな地図で 2010アメリカ! を表示
ホテルを出発して約2時間半、迷うことなく来れました。
・・・しかし、なんといいますか、まったく風景が変わりません!ナビを見るともうオーバーシーズハイウェイに入っているはずなのに、道の両側には建物やお店が立ち並ぶごく普通の町並みで海がぜんぜんみえません。あれれ〜?ところどころでちらちらっと海が見えるスポットもあったけれど、ちょっと距離がある感じ。
それもそのはず、オーバーシーズハイウェイの前半はほとんど島の上を走っているので街中を走ると変わらないのです。なぁーんだ。
期待している右も左も海!という風景は、その後しばらくして現れました。エメラルドグリーンのフロリダシーです。
これだよこれ。


曇っているのがちょっと残念。
それではちょっとだけドライブを共有くださいませ。(BGM:Bon Jovi)

フロントガラス越しなのでちょっと色がくすんでいます。クスン。

期待していた景色を拝むことができてとりあえず満足した私は、途中のサービスエリアのようなところで車を止めて降りた。ROBBIEというこのマリーナにはレストランやお土産屋、ビーチアクティビティができるショップが並んでいます。
オーバーシーズハイウェイと海を眺めながら、オープンテラスでランチ。チーズたっぷりドックとポテトフライ。


おなかいっぱい。充電満タン。再び出発です!

このオーバーシーズハイウェイの終点はキーウェスト。できることならその終点まで行きたいのだけれど、距離は約200キロほどあり時間的にちょっと難しい。今日中にフォートローダーデールに戻らねばならないのだけど、あまり遅くなると夜道の運転となってちょっと心配なので明るいうちに戻りたい。現在時刻は12時。ここまで3時間かかったから戻るのにも3時間かかるわけで、17時ごろには町に戻りたいので、逆算して〜このまま14時まで進めるとことまで走ってから戻ることに決めた。
ハイウェイには途中途中にパーキングがあり車を止めて降りることができる。途中何度か止まりながら景色を堪能しつつ行けるところまで走り、14時、ユーターンをして来た道を戻りました。同じ道でも行きと帰りでは見える景色がぜんぜん違って楽しむことができました。

そしてフォートローダーデールに無事帰還です。フロリダドライブ満喫の一日。


(BGM:Bon Jovi)

帰りにスーパーに寄り道してお土産などを購入し、今夜の宿にピットイン。空港から程近い今夜の宿はレールウェイイン&スイーツホテル滞在記にてレポート。

チェックインしたものの、なんだかじっとしていられなくて、再び車を出し夜の町をドライブ。だってもう明日帰国だもの、見れるもの何でも見ておきたい。
大きなショッピングモールがまだ開いていたので入ってみました。雑貨を見たりプレッツェルを買ったり。

ホテルに戻って併設のレストランバーSPORTS ZONE84が気になり入ってみました。「SPORTS BAR&GRILL」というだけあって、店内には大きなスクリーンがいくつもありアメフト中継をオンエアしています。席についてまずはビールを注文し(私がビールというのはかなり珍しい。オット君もびっくりだろう)、最後の夜をしめた料理はこちら


ベビーバックリブ!($22)ハーフサイズでもおおきい!
アメリカの旅をしめるにふさわしいチョイス。

注文するとき付けあわせが自由に選べたのだけど、英語のメニューがわからずにいたら、若いかわいらしいウエイトレスがイラストを書いて一生懸命説明してくれたのが微笑ましかった。
ありがとう。




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目次:Content
フロリダの地図:

より大きな地図で 2010アメリカ! を表示

はみ出し写真
サンライズ360度。風が強い!


オレンジに染まる早朝のビーチ

ホテル前のビーチロード。風が強く雲が多い

今回の旅のテーマソングなのだ

雲の割れ目から晴れ間も!オーバーシーズハイウェイに入る手前には両側に大平原が広がり、これもまた有名なスポットなのだ

大平原・・・わかるかな?

オーバーシーズハイウェイに入ったものの、普通の町並み。。。

巨大ロブスターさんがこっちを見ています。

やっとそれっぽい景色になってきました!

ROBBIEで休憩タイム

ここではなにやら大きな鳥の育成している

帰りも途中にあったマリーナに立ち寄りました。こじゃれてる♪

帰りにスーパーに寄り道。お土産の買い物

ショッピングモールでウィンドウショッピング

アンテアンズのプレッツェル!日本に上陸しいたばかりで長蛇の列のあのお店です。

SPORTS BAR&GRILL SPORTS ZONE84

明日の飛行機のオンラインチェックインをアイフォンで済ませる。便利
スケジュール
06:00 起床
07:00 ビーチでサンライズ。ホテルで朝食
08:00
09:00 チェックアウト。ドライブ出発
10:00 いざオーバーシーズハイウェイ
11:00
12:00 オーバーシーズハイウエイとちゅのカフェででランチ
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00 スーパーマーケット立ち寄り
18:00 今夜のホテル到着
19:00 街中のドライブ
20:00
21:00
2200 ホテル併設のレストランバーで夕食